羊の夜をビールで洗う

シングルファーザーなプログラマーのワンオペ育児&暮らしのブログ。

わが家の面会交流事情を淡々と書いてみる。

お盆休みが明けた次の、この週末は母親との面会交流がある週なので、ここで一度わが家の面会交流事情について、淡々と書いてみます。

 

というのも、離婚後の親子の面会交流については、ここ最近の「親子断絶防止法案」の議論や、今年の四月に兵庫県で起きた面会交流中の痛ましい事件などで、世間の関心が高まっているため、当事者の一人として実情を記しておくことに意味があると考えたためです。

 

面会の頻度

うちは協議ではなく、調停による離婚だったのですが、その際に、以下のように面会の回数を取り決めています。

 

  • 週に一回のビデオ通話による対話
  • 二ヶ月に三回の直接対面による面会

 

想像しているよりも、頻度が多いな、と感じられる方もいるのではないでしょうか。

 

しかし、このブログでも何度か採り上げている棚瀬一代さんの「離婚で壊れる子どもたち」という書籍には、米国では隔週でかつ、一回につき金曜夜から日曜の夕方までの二泊三日の面会交流が一般的との記述もあり、日本における面会交流の時間や頻度については議論が分かれるところです。

 

まぁ後述の通り、今の自分がそんな頻度で面会したら、かなり疲れてしまうでしょうけどね...。

 

ビデオ通話による面会

ビデオ通話は、iPhoneのFaceTime機能を使っています。電話中ずっと子の顔が見える位置にカメラの位置をキープするのは大変なので、ANKERのマルチスタンドが活躍しています。

 

 

ビデオ通話については、離婚成立時に少しおかしなエピソードを残してしまいました。

 

調停で大きなところの条件調整を終えて、最後に面会の回数など細かい部分を詰めているときに、私がスマホのビデオ通話機能のことを、なぜか「テレビ電話」という言葉を使って発言したため、以後の会話もすべて「テレビ電話」で通ってしまいました。代理人も調停委員の方も高齢の方が多かったので、その言葉に誰も突っ込みいれなかったんですよね。

 

結果、最終的に取り交わした文書に「テレビ電話」という妙にレトロフューチャーな単語が残ってしまった...。

 

それはさておき、現代のちびっ子は、YouTubeなどで対話形式の動画にはすっかり馴染んでいるので、うちの子にも特に違和感なく「テレビ電話」は受け容れられています。新しく買ったおもちゃや、保育園の制作物を見せたりなどしながら、だいたい一回につき30分程度話していることが多いです。

 

直接対面による面会

直接会って面会するときは、うちの場合は、監護者である私も立ち会って、つまり親子三人揃った状態で会うようにしています。

 

面会場所は、当初は自宅近くのショッピングモールや交通の便のよい大きな街(神戸のハーバーランドなど)で行うことが多かったのですが、小さな子どもを連れて三,四時間、人の多いところを出歩きっぱなし、というのに、双方体力的にしんどく感じてしまったのと、面会時の緊張が大分緩和されてきたため、最近ではほとんど私の自宅にて行っています。

 

面会中は、極力母親と子どもが会話しているときは、私は積極的に間に入らないようにしているのですが、子どもが遊びたそうにしているときには、三人で折り紙などをして遊ぶこともあります。

 

他には、母親と子が二人で近所のスーパーに買い物に行った後、自宅でお手伝いをしながら夕ごはんを作る、というパターンがここ最近は多いです。

 

面会時の緊張度合いの推移

と、ここまで書くと、この頻度で親子揃って落ち着いた面会ができるのなら、そもそも離婚するまでもなかったのではないか?と思われる方もいるかもしれませんが、今の形で面会できるようになるまでは、それなりに長い期間がかかっています。

 

われわれは、調停中の間も月に一度程度の面会を行っていたのですが、このときはさすがに夫婦の葛藤度も高かったので、三人揃ってというわけにはいかず、面会で顔を合わせるときも無言で子どもを引き渡す、というありさまでした。もちろん、面会中一人で待機している間も気が気でなかったです。

 

離婚成立直後も、回数の認識で揉めたり、直前のドタキャンがあったり、何度かモヤモヤすることがありましたが、離婚から一年程してようやくそれなりに安定した面会を行えるようになってきた、という感じです。

 

それでも、約半日の面会を終えると、葛藤度の高かった時期を思い出すためか、心身ともにどっと疲れがでます。多少穏やかな面会ができるようになったからといって、復縁などは到底考えられる状況ではありません。

 

それでも面会にメリットがあるのか?

他の正常な親子・夫婦関係を保てている方から見れば、「何でそんな面倒で不器用なことをやっているの?」としか見えないであろう面会交流ですが、それでも監護者側の立場として「面会交流をやるメリットがあるのか?」と聞かれれば、私は「ある」と考えています。

 

このブログを見ての通り、私と二人で居るときも、それほど母親がいないことを寂しがる素振りをみせない息子くんですが、それでも面会で母親に会うときは駆け寄って嬉しそうにしていますし、面会中は私と居るときと異なる表情を見せることもあります。

 

実はまだ子どもには、きちんとした事情を話せていないのですが、今の面会と電話での対話のペースが続けられるならば、例えば単身赴任のお父さんなどと感覚的にはそれほど変わらないのではないかと楽観的に考えている節もあり、もう少し物心が付くギリギリまで、事情を話すのは引き延ばしておこうと考えている次第です。

 

監護者であり、男親である私の一方的な視点から書いた、都合の良い憶測も混じった内容なので、違和感や批判的な感情を持たれる方もいるかもしれませんが、それも含めて現在のわが家の実情かと思い、このエントリではありのまま正直に書いてみました。

 

現場からは以上になります。

 

f:id:smartstyle:20151130122915j:plain

(まだ家裁に通っていた頃に、空き時間に散歩していた大阪城の風景。大阪城はもうちょっと時間が経たないと素直な気分で歩けないな〜)

 

スポンサーリンク