羊の夜をビールで洗う

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バルミューダの炊飯器に思う、画期的な機能の家電を買うということ。

先週読んだ、とある家電のレビュー記事を読んで、考えたことや思ったことを書いてみます。その記事とは、こちらです。

 

momonestyle.com

 

バルミューダという家電メーカーの名前は、バルミューダが初めて調理家電に挑戦した「ザ・トースター」の大ヒットによって、発想が尖っていてデザイン性に優れたメーカーとして、すっかりメジャーになった感があります。

 

 

そのバルミューダを率いる寺尾玄さんが、バルミューダを軌道に乗せるまでの道のりは、以下のWIRED誌の記事に詳しくまとめられています。

 

wired.jp

 

記事によると、小学生の頃から毎年海外でホームスティをしていたり、高校を中退して世界を縦断したり、バンドでプロになる寸前までいったりと、寺尾さんという方は、確かに普通の人とはかなり異なる半生を送られてきたことが分かります。

 

その寺尾さんが、ミュージシャンを断念したあと、CADや金属加工などの技術を我流で学んで得たものづくりの感性によって、リードされ、ヒットを生み出しているのが、バルミューダという会社ということのようです。

 

そんな経緯を持つバルミューダなので、私は、バルミューダから新しい製品が出るたびに、これは今までの同種の製品とは根本から異なる何かがあるはずだ、という期待感を持ってしまいます。

 

けれど、そのバルミューダですら、今回の炊飯器では苦労されたのだなぁ、ということを、レビューの記事を読んで改めて感じたのでした。

 

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そもそも家電に関わらず、全ての機械の基本原則って何でしょうか?私は、人間がそれまで手でしていた作業の「自動化」だと思います。手でしていた作業と同じことを機械にさせるためには、手でしている作業を数値で定量化して、電気やモーターの制御で再現可能である必要があります。

 

もちろん、手作業を機械に置き換えるにあたっての、定量化と制御の方法の組み合わせは無限に近く、全く違う方向からアプローチした組み合わせが、思わぬ好結果を生む、ということは往々にして起きると思います。それでもどんな手法を取ろうと、毎回同じ結果を生むためには、定量化可能であることと、再現可能であることは必要条件です。

 

大ヒットしたバルミューダの「ザ・トースター」は、もともとは雨天の日にバーベキューをしたときに焼いたパンがとても美味しかった、という経験が着想の元であると言われているので、裏を返せば、パンに霧吹きをかけて普通のトースターで焼いても、おそらく近しい効果は得られるはず(いつか試そうと思ってまだ試してないですが)。

 

「ザ・トースター」は、一見魔法のようなトースターに見えますが、基本的にはその霧吹きをかけるひと手間を省力化しているにすぎない、とも言えます。そのように、画期的な機能の家電を買うというのは、今までやったことがない方法や、今までしていなかった作業が自動化された機能を買う、という行為なのだと私は考えます。

 

で、今回の炊飯器なのですが、「お米を炊く」というのは、パンを焼くよりもずっと、今までと違うやり方で好結果を生むような、定量化と再現性の確保が難しいのだろうなぁ、という感想をレビュー記事を読んで持ちました。

 

今回の炊飯器の開発秘話を読むと、バルミューダの開発部隊は、一度はお米の美味しさはお米自体のそもそもの善し悪しが最も影響しているのだから、いっそお米を売ったらどうか?というところまで立ち返ったそうです。これについては、私も最近、いつも安い米ばかり買っているので、もうちょっとお米にお金をかけてもいいんじゃないか、と考えていたところなので、よく分かる...(あっ、ツイッターのアンケートにお答え頂いた方、どうもありがとうございます!)。

 

 

品種や鮮度によって、含まれる水分などの前提条件が大きく異なるお米を、機械で安定的に誰もが「美味しい!」と思えるように炊く、というのはやっぱり思ったより難しいことなんでしょうね〜。結局あれこれ考えて、炊飯含め、調理って奥が深いんだなぁ、という身も蓋もない結論になってしまいました。

 

いろんな記事を読んでいると、バルミューダというメーカーは、これまでのメーカーと明らかに違う思想と技術を志すメーカーであることは、はっきりと分かるので、おそらく発展途上である今回の炊飯器にも、次なる新製品にも、今後をもっと期待してしまいます。ですが今回の炊飯器は、改めて「画期的な機能の家電を買うこと」の意味を考えさせられる製品だなぁ、と思ったので、自分の考えを整理してみたのでした。

 

 

おまけ

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