ワンオペ育児を超えてゆけ

旧「羊の夜をビールで洗う」。シングルファーザーなプログラマーのワンオペ育児&暮らしのブログ。たまにガジェットネタも。

極端な人の考えを読んで、きっかけを掴む。

自分のペースだけで生きていると、なんか今のままのやり方だとうまくいかないな〜、とか、悪いことが続いて流れが悪いなぁ、という時期があります。そんなときに、人並み外れて考え方が違ったり、行動が突飛な人の本を読むと、思わぬきっかけが掴めることがあると思います。

 

今回は、そんな停滞のループを抜け出す特効薬(劇薬?)になるかもしれない、二人の女性が書かれた本を紹介してみます。

 

山口絵里子 「裸でも生きる」

 

最初の一冊は、マザーハウスという鞄メーカーを立ち上げられた山口絵里子さんの自伝的ノンフィクションです。インパクトのあるタイトルなうえに、一時本屋で多く平積みにされていたので、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?

 

山口さんが変わっているなぁ、と思うのは、「敢えてそっちの道選ぶ?」と思うような、困難な道ばかりをわざわざ選びとって、自らの道を切り開かれていること。

 

中学校で柔道に出会い、「もっと強くなりたい」と柔道部のある高校を選ぶときに、埼玉県でひとり勝ち状態だった女子柔道部のある高校ではなく、女子柔道部のない「男子」柔道部の名門校に入学したり...

 

全国レベルに強くなった柔道をスパっとやめて、工業高校から論文入試で、慶応大学に合格したり...

 

競争倍率がとても高い国際機関でのインターンを経て念願の職を得たのに、「アジア 最貧国」で検索したバングラデシュに渡り、修士号がどのくらい役に立つか分からない、現地の大学院に入学したり、などなど。

 

山口さんは、そのバングラデシュで「ジュート」という麻の素材に出会い、ジュートを使った鞄の工場を現地に作って、日本で販売する「マザーハウス」を起業されるわけですが、この起業も綿密な事業計画に基づいて、というよりは、思いつきと勢いだけで突っ走られているようにみえる。

 

岐阜という保守層の多い土地に育ち、何をするにしても人の目を気にしたり、予測の付きにくい決断に躊躇しがちである私は、「こんなに行き当たりばったりな選択をしていても、その根っこにあるパワーの総量が大きければ、どうにかなってしまうものなんだ...」と衝撃を受けて、思わず笑ってしまったくらいです。

 

マザーハウスは、大阪だとルクアの蔦谷書店にもお店がありますが、最近は男性向けのアンティーク加工された革の鞄なんかも出していて、結構気になっているんですよね。著名な方だと、勝間和代さんとか、ファッションデザイナーのハヤカワ五味さんなどが使われていて、やっぱりユーザーも少し尖ってる人が多いイメージ。

 

ヤマザキマリ 「国境のない生き方」

 

もう一人は、映画化されて大ヒットした漫画「テルマエ・ロマエ」の原作者である、ヤマザキマリさんの本を挙げてみます。

 

ヤマザキマリさんは、最近だと朝にEテレでやっているイタリア語講座で見かけることが多いのですが、テレビでのヤマザキさんは、早口でまくしたてる情熱的な喋り方が、とにかく印象的。もちろん、そこで語られるイタリアの芸術作品などへの造詣の深さにも毎回驚かされます。

 

この本は、そんなヤマザキさんのルーツとなっている、幼少期のエピソードや、本と旅の思い出が綴られた本です。

 

前書きからして、ご本人が、

珍しい生き物の観察をするような感覚で読んでいただけたらな、と思います。

と語られている通り、ヤマザキさんがこれまで辿られている道のりも、とってもユニーク!

 

ヤマザキさんは、突然音楽に目覚めて札幌の交響楽団に入団したお母さまに引き連れられて、幼少期を北海道で過ごされたそうです。その北海道で、ヤマザキさんは学校で禁止エリアになっている岩や崖をどんどん乗り越えては、川で泳ぎ、ヤツメウナギやウグイを素手で捕まえて遊ぶ毎日だったのだとか。

 

さらにヤマザキさんは、十四歳のときに、お母さまが行く予定だった旅行に行けなくなったから、という理由で、英語もろくに話せないのに一ヶ月間ヨーロッパをひとりで旅することになる。その旅で、オーバーブッキングでホテルを追い出されたり、とまぁまぁ危険な目にあったあげくに「いざというときに頼れるのは自分しかいないんだ」という原体験に至ったらしいです。

 

いやいや、ヤマザキさんのお母さま、子どもを紐に繋がなさすぎだし、崖から突き落としすぎでしょ!って読んでて何度も突っ込みを入れたくなりましたよね。けれど、そんな自分だったら絶対真似できない育てられ方をされたヤマザキさんだからこそ、人とは違う倫理観や、心に壁や国境を持たない自由な感覚が根付いているんですよね。

 

テルマエ・ロマエの映画をはじめて見たとき、正直「なんて変な作品なんだ!」という感想が先に立った私ですが、そういうルーツを持った人だったからこそ、生まれた作品だったんだなぁ、とこの本を読んで妙に納得してしまったのでした。

 

 

今回紹介したのはたまたま二人とも女性でしたが、男性であっても、私はこのように極端な生き方や考え方をしている人の、自伝的なエッセイやノンフィクションを、気分転換に読むのが好きです。

 

その理由をいくつか挙げてみると、

  • 世の中にはこんな人もいるのか、という新鮮な気づきが得られる
  • 尖っているところをちょっと真似するだけで、自分のペースに変化をつけられる
  • 単純に読んでいて面白いし、楽しい

といったあたりになるでしょうか。

 

ときどき話題になるビジネス書や新書には、こういうかなり変わった人が書いている本も多いので、自分のペースから抜け出したくなったときには、あまり食わず嫌いせずに、ふと手に取ってみるのもアリかもしれませんよ〜。

 

 

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