羊の夜をビールで洗う

シングルファーザーなプログラマーのワンオペ育児&暮らしのブログ。

40代、バツイチ、高齢出産な夫婦のスローライフ。南Q太の「ピンクペッパー」を読んだ。

夏休みに読んだ漫画の話でも、サラっと書いてみます。

 

ひとりで動けるときにたまに立ち寄っている、緑地公園の本屋「black bird books」さんで、南Q太さんの「ピンクペッパー」というマンガの中古本(2冊セットで700円)を見つけたので、購入して読んでみました。

 

 

南Q太さんは、「夢の温度」という青春ストーリーの作品しか読んだことないけど、サブカル要素が入りつつも、読み終えるとほんわかした気分になれる作風が魅力で、似た系統だと個人的に思っている魚喃キリコさんややまだないとさんとかと比べても、一番好みに近いかも、と思っているマンガ家さん。

 

この「ピンクペッパー」は、40代の地味めな共働き夫婦のお話で、ダンナさんはバツイチ、奥さんの方は40にして2人の高齢出産と子育てに挑む、というストーリー。青春モノよりも自分と重なる部分が多いテーマを南さんがどう描いているのか、興味が沸いて手に取ってしまった。

 

読み進めていくと、ダンナさんの方は、もともと子どもを作るのに前向きでも後ろ向きでもなかったタイプで、マイペースの浪費家のよう。こういうところも、自分と少し被ってる。

 

主人公のしょう子は、そんなダンナをうまくごかましながら計画妊娠して、念願の第一子を授かる。妊娠を告げられてビビリながらも、なんとか覚悟を決めるダンナ。一般的に見たら「ちょっと大丈夫?」って思っちゃうような子育てがスタートする。

 

案の定、体力に衰えが見え始めた40代夫婦の共働き子育てはやっぱり大変で、夜泣き・イヤイヤ期、急なお迎えなど、どこの家でも同じようにみられる子育てのトラブル風景が、この夫婦にも繰り返される。

 

けれどダンナの桃内は、送迎や食事の準備の交代、第二子出産や妻の出張時のワンオペ育児などに、いともあっさり適応して、小さなケンカはあるものの基本的には良好な夫婦関係を保ったまま、終始物語はほんわかと進んでいく。そんなお話。

 

 

ちょうどお盆休みには、「牛乳石鹸」のCMのことでネットがざわついていたので、私などは逆にこの「あっさり適応してしまう具合」に、「ほんまかいな」といささかいぶかしんでしまった。

 

本作では、妻のしょう子側からの視点がメインで、ダンナの桃内がバツイチになった事情とか、子育てする中での心的変化の描写などはあまり描かれてないのだけど、マイペースなダンナさんがそうやって適応するに至るまでには、きっと何段階かのステップがあったんじゃないかな〜、と想像する。

 

この「ピンクペッパー」は、このままでもほんわか気分になれる良作だけど、ダンナさん視点がもう少し細かく、リアリティもって描かれてたら、「牛乳石鹸」的なパパにも薦められるマンガになるのにな〜、と読んでそんなことを思いました。

 

南Q太さんは、このマンガを出されたのと同時期に「ぼくの家族」という作品を出されており、こちらは子連れ再婚同士の結婚生活を描いた連作集だそうで、おっとこっちも読みたくなってしまうではないか、と思ったのでした。

 

 

好きなマンガ家さんが、時を経て、自分の人生と近いテーマで新境地の作品を出されてたりすると、さらに親近感持っちゃいますよね。たまにはそんなことを意識しながら、大型書店や古本屋さんをぶらついてみるのも面白いんじゃないでしょーか。

 

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