羊の夜をビールで洗う

シングルファーザーなプログラマーのワンオペ育児&暮らしのブログ。

いしたにまさきさんの「ネットで成功しているのはやめない人たちである」が、運営方針に悩むブロガーにとって格好の資料だった件。

少し前なのですが、いしたにまさきさんの「ネットで成功しているのは<やめない人たち>である」という本を読みました。

 

 

7年前の2010年に刊行された本で、まだはてなブログすら存在していなかった頃の本なのですが、改めて読むとブログの運営方針に悩んだり、方針がブレがちなブロガーさんにとって、面白い示唆を与えてくれる本なのではないかと思い、紹介してみます。

 

この本を書かれている、いしたにまさきさんは、ご存じの方も多いかも知れませんが、新しいWebサービスやガジェットを紹介するブログ「[mi]みたいもん!」を主宰する有名ブロガーさんの一人。最近では「ひらくPCバッグ」などの商品企画をされている方、としてもよく知られているのではないでしょうか。

 

さて、この本のタイトルである「ネットで成功しているのはやめない人たちである」。いきなりこう結論づけられると、「ま〜それはそうでしょ。」と当たり前のことしか書いていない本であるかのように受け取ってしまうかもしれませんが、この本で着目すべきどころはそこではありません。

 

この本は、2010年当時にも既に存在していた、ある分野の専門家・プロフェッショナルではないのに、ネットの動画や文章をアップしてその対価を得られている「よく分からない人たち」が、なぜ・どのようにしてそうなったのか?を、アンケートという地道な手段によって分析してみよう、という興味深い試みの記録になっているのです。

 

アンケートの質問は、Webリサーチの経験も豊富な著者自身によって、綿密に考え抜かれた設問になっており、アンケートの回答者もいしたにさんがピックアップした100人に、ツイッターで直接回答を依頼する、という手法が採られています。

 

その回答者のラインナップを少しだけ記してみると...

 

やまもといちろうさん、松村太郎さん、出口治明さん、徳力基彦さん、finalventさん、えふしんさん、閑歳孝子さん、土井英司さん、八谷和彦さん、橋本大也さん、古川健介さん、峰名ゆかさん、内田樹さん、コグレマサトさん、などなど。

 

このそうそうたるメンバーにアンケートを送りつけて回答をもらうというだけでも、いしたにまさきさん位の影響力がないと、なかなか実現できないアンケートであったことが分かりますよね。

 

次に、このアンケートで投げかけられた質問の内容の方をみてみましょう。

 

  • いちばん好きなWebサイト(Webサービスを含む)はどこですか?
  • 初めて見た時にいちばん衝撃を受けたWebサイト(Webサービス)とその理由
  • ネットで情報発信する際にいちばん必要な個人のスキルはなんでしょう?
  • あなたがネットで情報発信する際に心がけていることは?
  • あなたがネットで活動を続けることができた理由はなんでしょう?なぜ続いてきたのでしょう?
  • あなたがネットで活動を続けてきたことで、収入に変化はありましたか?
  • 収入に変化があった場合、それは活動始めてからどのくらい経ってからですか?(半年・1年・3年・5年・その他)
  • ブログなどのアクセス数を増やす工夫をしていますか?(あり・なしのみの回答)
  • ツイッターのフォロワーを増やす工夫をしていますか?(あり・なしのみの回答)

 

(出典:「ネットで成功しているのは<やめない人たち>である」 P23)

 

とくに、3番目と4番目の質問などは、当時からネットでの知名度が高かった方たちが、本音ベースでどんなことを考えていたのかを伺える、良い質問になっていますよね。

 

本書では、上に挙げた方たちを含む100人の方たちの、質問に対する回答の内容が、漏らさず全て記載されているのです。それが、 本書が現在もなおブログ運営者にとって、良質な「資料」である、と考えたゆえんです。

 

例えば、「切り込み隊長」やまもといちろうさんは、「ネットで情報発信する際に心がけていることは?」という質問に、このような興味深い回答を返されていたり...

 

(回答の一部のみ引用)

アクセスを集めるだけのチップスに流された記事は書いてはいけない。

本当に重要で、価値のあることは書いてはいけない。

 

(出典:「ネットで成功しているのは<やめない人たち>である」 P39)

 

Webやぎの目の林雄司さんは、「ネットで情報発信する際にいちばん必要な個人のスキルはなんでしょう?」という質問に、

 

感情的にならないことかなと思います。誰のチェックも受けないで人の目に触れてしまう道具なので、自分のことを他人のように見ることが必要だと思います。

 

(出典:「ネットで成功しているのは<やめない人たち>である」 P91) 

 

と答えられている。

 

実際ご本人が書かれているネット記事では、過激な論調だったり、斬新な企画を展開されているような方でも、思った以上に冷静かつ慎重に、ご自身のスタンスを見極められていることが分かりますよね。

 

ネットでのライティングは、流行の変化が激しいので、そのとき人気になっている有名ライターさんのネタやパターンに、つい流されそうになってしまうことってありますよね。そんなとき、この本のアンケート回答に一通り全部目を通すだけでも、自分のライティングの姿勢やブログの運営方針を、初心に返って見つめ直す、よい機会になるのではないかと思いました。

 

「ネットで成功しているのはやめない人たちである」は、既に絶版となってしまっていますが、Amazonなどでは中古本の在庫が若干数まだ残っているようなので、興味を持たれた方は手に取ってみてはいかがでしょうか?

 

最後に、上の質問の内容が私的にとても面白かったので、いち弱小ブロガーである私も勝手に質問に回答してしまうことで、この記事の締めくくりとさせて頂こうと思います〜。

 

いしたにまさきさんアンケートへの私の回答 

いちばん好きなWebサイト(Webサービスを含む)はどこですか? 

時期によって変遷はあるけれど、2017年現在は「はてなブログ」。

 

初めて見た時にいちばん衝撃を受けたWebサイト(Webサービス)とその理由

Googleマップ。Ajaxブームの走りとなった技術的先見性と、サービスのスケールの大きさから。

 

ネットで情報発信する際にいちばん必要な個人のスキルはなんでしょう?

費用対効果に見合わない労力を割いてでも、発信したい内容や好きなものを持っていること。

 

あなたがネットで情報発信する際に心がけていることは?

記事をアップした後に、自分の心がざわつかないこと。

 

あなたがネットで活動を続けることができた理由はなんでしょう?なぜ続いてきたのでしょう?

(続いていると言えるかは分からないけど)自分が使える時間の許す範囲内でやっているから。

 

あなたがネットで活動を続けてきたことで、収入に変化はありましたか?

なし。

 

収入に変化があった場合、それは活動始めてからどのくらい経ってからですか?(半年・1年・3年・5年・その他)

前の質問でなしなので、割愛。

 

ブログなどのアクセス数を増やす工夫をしていますか?(あり・なしのみの回答)

あり


ツイッターのフォロワーを増やす工夫をしていますか?(あり・なしのみの回答)

なし

 

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