羊の夜をビールで洗う

シングルファーザーなプログラマーのワンオペ育児&暮らしのブログ。

初めての海外旅行で、ただぼーっとしていた夏(パリ編)。

今週から学校は夏休みに入っているので、何か学生時代の夏休みの思い出でも書いてみようかと。さすがに大昔の話なので、自分で撮った写真は残ってないし、面白くなるかどうかも分からないけれど。

 

 

大学三年生の夏休みに、初めて海外に渡航した。行き先はフランスとイギリスで、期間は約二週間だった。

 

同行者は、六つくらい年上の従姉の婚約者(以下、まーくんと記す)で、建築士を目指す男性だったのだけど、これにはちょっと説明が要る。

 

大学三年生のときの私は、これまでの人生で一番と言っていいくらい、気分的に落ち込んでいる時期だった。というのも、以前書いたとおり、理系の癖にここまで大学で大した勉強を積んでいなかった私は、大学三年生にきていよいよ何がしたいのか(もともと何をしたいのかが分からない人が行く学部にいた)方向感を見失っていたのだ。

 

その落ち込み具合たるや既に家族にも知れ渡っており、見かねた私の両親が「今度まーくんがヨーロッパに建築見に行くって言ってたから、アンタも気分転換に一緒に海外にでも行ってきたら?」と提案し、海外行くことで何かが解決するとも思えなかったけど、もう何でもいーや、と私はその提案に乗ったのであった。もちろん旅費は、自分がせっせとバイトで貯めたお金...ではなく親に出してもらった。(このあたり、いい感じにクズ感出てますね。)

 

と、そんなやる気のないいきさつで、私は、少し大きめのリュック一つという、二週間の旅路にしてはびっくりするくらい少ない荷物とともに、人生初めての海外旅行に繰り出したのであった。

 

パリ

はじめは五日間ほどパリに滞在した。

 

大学では一応フランス語を勉強していたので、ちょっとは言葉も通じるのでは...という期待感を持って、シャルル・ド・ゴール空港に降り立った私だったが、空港からパリ中心部に向かうバスで「un franc?(あと1フラン持っているか?)」と訊かれたのすらまともに聞き取れず、その期待は見事に打ち砕かれた。もちろん、それ以降はすべて片言の英語で会話していた。

 

パリでは、パリ中心部の同じホテルに五日分宿を取って、そこを拠点に一日ごとにその日歩く方角を決めて、パリ市内を見て回ることにしていた。ホテルは少し歩くとルーブルの近くに出られる細い通りにある、高級でも安すぎでもないホテルで、朝食は毎日同じ食堂で食べていたけれど、その位のホテルでもパンは異常に美味しくて、フランスすげぇ、と思った。

 

初日はじっくりルーブルを見て、二日目以降はカルネというパリの地下鉄の回数券を買って、地下鉄を乗り継ぎながらまーくんが持っているガイドブックに乗っている建物の中から、めぼしいものを消化していった。

 

まーくんが持っていた本はたぶんこれかな。

 

(なお既に絶版っぽい)

 

改めてAmazonを見るとガイド本としての評価は微妙らしく、建築の専門家の人たちの中での扱いもよく分からないけど、少し中を見せてもらったら写真がどれもカッコ良くて、門外漢の私が見ても興味を惹かれた。

 

このガイド本に載っているのが新しめの建築ばっかりだったので、パリでは由緒ある建造物というよりは、現代建築の方を多く見ていたと思う。

 

中でも記憶に残っているのは、シャンゼリゼ通りに沿って走るメトロ1号線の終着駅を降りたところにあるグラン・ダルシュ(新凱旋門)とか、

 

グランダルシュ - Wikipedia

 

ガラス張りの建物がカッコいい(<語彙力)、カルティエ現代美術財団とか、

 

現代美術財団 | カルティエ

 

カギ括弧が四つ並んだようなデザインの、フランス国立図書館 フランソワ・ミッテラン館とか、

 

jp.france.fr

 

カメラの絞りみたいなパネルが無数に壁面に貼り付けられた、アラブ世界研究所、など。

 

アラブ世界研究所 - Wikipedia

 

他にも、パリ市でも郊外の方にある病院の建物など、あまり観光で来ている日本人が歩かなさそうな場所にも足を伸ばして、変わった建物をいくつか見た。

 

なお、こういうの好きなら普通行くだろう、というポンピドゥー・センターは当時(1999年)改築工事中で中に入れなかったので、こちらは後の新婚旅行で訪れたときにリベンジした。

 

もともと当てもない目的から始まった旅行だったけど、こうやって同行者の興味の赴くままに一つの街をあちこち歩いて、ただカッコいい建物を眺めたり、中の空間に入って見たりするのは、当時方向感を見失っていて頭がスッカラカンだった自分には、それはそれで楽しかった。

 

このときの経験のおかげで、その後日本国内を旅行するときも、行き先にちょっと変わった建物があったら寄ってみよう、とか、面白い建築が集まっている場所(直島とか)があったら多少遠くても行ってみたい、と思うようになった気がする。

 

なお、パリの楽しみと言えば、もう一つ「食」もあると思うのだけど、男二人で行動していたこともあって、美味しいレストランでフルコースを食べたとか、人気のスイーツショップで本場の味に舌鼓を打った、というような経験は全くしていない 笑。ずっと滞在していたホテルの朝ごはんで食べた、日本と全然違う小麦の味が、私にとってはパリの味って感じ。

 

ちょっと長くなってきたので、一旦この辺でひと区切り。また気が向いたときに、イギリス(ロンドン・エディンバラ)編も書いてみます。 

 

追記

続きを書いてみました。長々と書いているうえに、鬱々とした感じですが、ほんとーにお暇なら、よろしければどうぞ。

 

www.smartstyle-blog.net

 

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