羊の夜をビールで洗う

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羊の夜をビールで洗う

シングルファーザーなプログラマーのワンオペ育児&暮らしのブログ。

ネットの良質な情報、いいブログって何だろう。

ここ一、二週間ほど、インターネットに上がっている情報の質について考えさせられる出来事や、記事を多く見かけました。

 

一つは、大手インターネット企業DeNAが運営していた医療情報キュレーションサイト「WELQ」に上がっている情報の信憑性が問題になって、全記事非公開という結末に至った問題。

 

jp.techcrunch.com

 

もう一つは、id:roll8さんの記事をきっかけに、はてなブログのユーザーさんの間で盛り上がっていた、相互はてなブックマーク(いわゆる互助会)の問題です。

 

www.roll8.xyz

 

私も、かねがね、インターネットにおける良質な情報とは、必ずしもアクセス数が多かったり、はてなブックマークの数が多かったり、多くのアフィリエイト収益を稼ぐ記事とは限らないのでは?と考えていたので、インターネット上の情報の質について考える、いい機会だと思いました。

 

ここで、私がネット上で何かを読んで、「これはいい情報だったなぁ」と思うときは、どういう条件を満たすときなのか、について考えを整理してみたいと思います。

 

一次情報であること

一つ目の条件は、書かれた記事が、それを書いた方が実際に自分で考えたり、自ら体験したものである「一次情報」であることです。採り上げられているテーマがまったく同じでも、書いた方当人の経験に基づくエピソードが含まれているかいないか、では説得力や信憑性がまったく違ってきますよね。

 

自分が知っている情報と知らなかった情報の比率が、7:3くらいであること

インターネットで読みたい情報を探すときに、自分がほとんど知らない情報からなる記事だと、それはそもそも自分が興味のなかった記事である可能性が高いです。逆に、面白そうだな、と思って開いても、ほとんど既知の内容だったら「な〜んだ、そのことならもう知ってるよ。」となって記憶に残りません。

 

私の感覚では、自分が興味を持って開いた記事に、既に知っていたことの延長線上で、3割くらい知らなかった情報が含まれていると、「これはいいことを教えてもらったなぁ」と、肯定的な印象が残る気がします。

 

SEO(検索流入)を狙った記事と、本音の記事の区別が分かりやすいか、その割合に分別があること

これは主にブログを対象とした話になりますが、ブログの記事を読んでいて、「これは検索狙いかな?」という記事と、「こっちは本音で力がこもった記事だな」という記事の区別が分かりやすいと、読む側もフィルターをかけやすくなるので、好感が持てます。

 

ブログの運営にも費用がかかります。それを担保するために、検索流入からのアフィリエイト収益を見込んだ記事が混ざるのは、ある程度致し方ないことかと。でも、ブログやサイトがそんな記事ばかりで溢れていると、やっぱりげんなりしてしまいます。

 

DeNAのキュレーションサイトで、唯一記事が非公開化されずに残っていた「MERY」のトップページ*1を試しに開いてみたのですが、SEO対策がみっちり施された記事タイトル一覧を読むだけで、「こ、これだけでお腹いっぱいかも...」と思ってしまいました。自分も記事のタイトルにいろいろ盛り込みすぎることをたまにやってしまうので、ほどほどにしようと思いました。

 

記事を書いている方の楽しさや熱量が伝わってくること

インターネットの記事を読んでいて、これはきっと書いているご本人も楽しんで書かれているのだろうなぁ、とか、情熱を持って何かを伝えようとしている感じが伝わってくるものは、やっぱり面白くて良い記事であることが多いです。

 

一方、自分が書くときは「これを公開して自分も読みたいと思うか?」ということを自問自答しながら書くようにしています。自分自身すら読んで面白いと思えない記事は、やっぱり他人にも伝わりにくいと思うからです。

 

では、これらの条件は、ソフトウェアによって数値化できるのか? 

以上、わりと月並みな内容ばかりが並んでしまいましたが、私がインターネットの情報でよい情報だと判断する基準を並べてみました。

 

ここで、ひと呼吸して考えてみたいのですが、私が上で挙げたような条件は、Googleのような優秀なソフトウェアエンジニアの頭脳と、潤沢なマシンパワー、近年急速に進化している人工知能ソフトウェアによって機械で数値化可能なのでしょうか?

 

私はソフトウェアエンジニアなので、「トライすればいつかはできるでしょ!」と言いたいところなのですが、やっぱりなかなか困難なのではないか、と思います。そもそも記事が良い内容かどうか、は読者本人の文脈に大きく依存しますし、楽しさや熱量のような曖昧な尺度は定量化するのが難しいと思うからです。

 

なんてことを考えていたら、同じく情報まとめサイトのNAVERについて、以下のようなニュースが飛び込んできました。

 

www.itmedia.co.jp

 

こういうときのインターネット業界のリアクションは本当に早いですね〜。

 

いずれにしても、今回のキュレーションサイト問題を受けて、「インターネットでの良質な情報」を判別・抽出していく動きにどのような変化が起きていくのか、一人のインターネットファン、一人のエンジニアとして、興味を持って追いかけてみたいと思います!

*1:こちらも12/7に非公開予定

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