羊の夜をビールで洗う

シングルファーザーなプログラマーのワンオペ育児&暮らしのブログ。

法律のシロートである私が、弁護士を選んで、雇うまでの道のり。

このブログは、調停離婚したシングルファーザーである筆者が書いており、ブログでは基本的に離婚そのものの事由や経緯を書かないポリシーで運営しているのですが、調停の際に立てた代理人を選んだときの経緯は、記事にしてシェアする意味があるかもしれないと考えたので、そのことを書いてみます。

 

ただし、決して「正しい弁護士の選び方」の記事として書くつもりはなく、私個人に起きたドタバタの経緯のなかで、私はこういう選択をし、こういう結果になりました、という事実のみを記すつもりなので、その点はご了承ください。

 

* * *

 

一般的に、法律の専門家ではないシロートが弁護士を探す場合、私の知る限りでは、以下のような選択肢があると思います。

 

  1. 知人の弁護士を頼る
  2. 法テラスに行く
  3. 一般的な検索サイトで検索して、弁護士(事務所)を探す
  4. 専門サイトで検索して、弁護士(事務所)を探す

 

基本的には、私も上記のような経緯を辿りました。それぞれ順を追って、私の場合の状況を記してみます。

 

知人の弁護士を頼る

運良く、直接の知り合いに弁護士がいる場合、その知人に相談するのは、最もハードルが低く、安心のできる手段ではないでしょうか?(ただし、明らかに法的な質問や相談をする場合は、知人であっても相談報酬はきちんと用意しましょう)

 

私の場合は、弁護士の資格を持っている友人が二人いたのですが、そのうちの一人は元奥さんの近親者のことで一度お仕事をしてもらっており、利益相反の関係で依頼ができませんでした。

 

もう一人については、住居が遠方であったことと、そもそも刑事事件を主に担当している人で、離婚案件は頼みにくく、やはり依頼はしませんでした。

 

法テラスに行く

弁護士さんのつてがない場合には、各行政機関に設置されている法テラスに相談して、そこから弁護士さんを紹介してもらうのが、一般的に広く薦められている方法となります。

 

しかし、私の場合は、離婚の成立についてかなり楽観的すぎる見通しを立てており、実際に裁判所から呼び出しの文書が届くまで、代理人を立てる決断をしきれないでいました。

 

法テラスを利用する場合、まず法テラスの相談日を予約して、法テラスでの相談の後に弁護士さんと会う段取りを付ける、という流れになるので、「二週間後に裁判所に来い」と言われている状況では、時間的に間に合わず、結局私は法テラスを利用しません(できません)でした。

 

なので、ここでの知見としては、「どうやらこれは素人の話し合いだけでは済まず、法的な争いになりそうだ。」と思われる状況では、早め早めに相談できる専門家を見つけて、相談しておいたほうがいい、ということになります。

 

一般的な検索サイトで検索して、弁護士を探す

次に私がやったことは、一般的な検索サイト(つまりはGoogle)で弁護士事務所を検索して、相談したい問題(ここでは離婚)に強そうな弁護士さんを当たってみることでした。

 

そこで、「相談に通いやすそうな駅の名前 + 離婚 + 法律相談」というワードで検索して、一番目か二番目に出てきた弁護士事務所に連絡をして、まずは無料法律相談の予約を入れました(感触が良ければ、そのまま依頼する心づもりで)。

 

しかし、結果から言うと、実際に相談に行った弁護士事務所の印象は微妙で、結局この弁護士事務所とも契約はしませんでした。

 

微妙だと判断した理由は、主に以下の3つになります。

 

法人っぽい法律事務所の名前でありながら、実際には個人事務所であったこと

その法律事務所は、「地名+法律事務所」のような名前で、名前からは複数の弁護士が在籍する法律事務所のように見えたのですが、実際訪れてみると、弁護士資格を持っている人は一人のみの個人事務所のように見えました。

 

その弁護士さんが非常に優秀そうであれば、それでも良かったのですが、実際会ってみると若干うだつがあがらなさそうな方で、事前に用意した私の質問に対しても曖昧な回答が多く、頼りなさそうに見えました。

 

離婚案件の経験が豊富そう...という期待を持って相談に駆け込んだものの、実際にはこのような有様だったので、事前のイメージとのギャップを感じたのです。

 

実際相談に行ってみて、自宅よりも職場に近い相談所の方がいいなと感じたこと

その法律相談所は、自宅からほど近いターミナル駅(といえば、大阪北部の人はあぁあそこかと思う場所)にあって、私は休日の土曜日に相談に行きました。

 

しかし、よく考えたら弁護士事務所さんであっても、土日は基本的にお休みで開いている時間は限られているので、契約した後も頻繁に通うことになる法律事務所は、休日に通いやすい場所よりも、平日の昼休みに行きやすい場所にある方が便利だな、と感じました。

 

幸いにも、私は当時の職場が、大阪地方裁判所があって周辺に弁護士事務所も多い、天満エリアの近くにあり、職場の昼休みに抜け出して法律事務所に出向く、ということが可能だったので、天満エリアにある事務所から選ぶほうがいいな、と思ったのです。

 

報酬体系に納得がいかなかったこと

私の拙い知識の限りでは、弁護士さんにお仕事を依頼する場合、案件の種類ごとに弁護士会によって定められた標準報酬的なものがあり、離婚案件のような定型的な事件の場合は、どこの事務所に頼んでも、だいたい相場は決まっているもの、という理解でした。

 

実際、この弁護士さんに無料相談したときに提示された報酬も、事前に調べておいた相場と大差ないものだったのですが、よくよく聞いてみると、「親権を争う場合には+○○万円」など、付帯条件がいくつか付いていました。

 

この付帯条件が一般的なものなのか、私はその場で判断できなくて、その条件がついた場合の報酬が高額に思えたので、私は一旦この弁護士さんとの契約を保留することにしました。

 

専門サイトで検索して、弁護士を探す

最後に私がやったことは、一般的な検索サイトではなく、専門サイトで検索して弁護士事務所を当たることでした。

 

専門サイトとは、具体的に言うと以下の「弁護士ドットコム」さんになります。

 

www.bengo4.com

 

「弁護士ドットコム」は、国内最大級の弁護士ポータルサイトで、代表取締役である元榮氏自身も弁護士であり、「弁護士業界の革命児」のような謳い文句で採り上げられた記事が、ビジネス誌などに多数掲載されています。(私は専門家ではないので、彼自身の評価については正しい判断はできないのですが。)

 

何はともかく私は、最初に無料相談に行ったときに感じた違和感を元に、以下のような条件に軌道修正した上で、弁護士事務所を当たり直しました。

 

  • 自宅よりも職場から近い弁護士事務所であること
  • 個人ではなく、複数の弁護士が在籍する法人の体をとった事務所であること
  • (できれば)報酬体系が明確に示されていること

 

しかし、弁護士事務所が豊富に存在する天満エリアでは、この条件だけでは事務所を1,2件までには絞りにくく、結局最後に相談する決め手としたのは、在籍している弁護士さんの顔つきが誠実そうに見えるか、というほぼカンに近いものでした。

 

ちなみにこの時点で、裁判所の呼び出し期日まであと2日、という状況。あまりにギリギリの日程だったので、初回のやりとりは自分で対応するしかないな...という諦めの心境で、私は結局は勘に頼って選んだ弁護士事務所さんの電話番号を回しました。

 

けれど、結果的には、こうして選んだ弁護士事務所さんが、私にとっては「正解」となりました。

 

その事務所に電話をかけて、日程が急である事情を伝えると、通常は一週間後くらいになる相談の日程を翌日に設定してくれ、翌日に相談に行ったら、裁判所から指定された期日は実際には延長できることを教えて頂いたので(それまで私はそのことを知らなかったし、最初に相談した事務所もそのことを教えてくれなかった)、私はその場で即座にその事務所さんと契約し、なんとか体勢を整え直すことができました(契約書にサインした後、緊張が解けたあまり、私はその場でポロポロと涙をこぼしていた)。

 

その弁護士事務所は、法科大学院制度で合格した若い弁護士さんが中心で(顔つきで選んだときに好印象だったのは単にこれだけの理由と思う)、正直言って凄腕の弁護士揃い、という印象の事務所ではありませんでしたが、少なくとも私の依頼した案件については、ほぼ納得のいく結果を出して頂き、成功報酬も非常に良心的なものでした。

 

まとめ

以上、離婚の際に弁護士を雇う必要性を感じてから、法律のシロートである私が慌てて弁護士を選び、雇うまでの道のりを、思い出しながら綴ってみました。

 

こうやって書き起こしてみると、アイミツを取ったり、わりと冷静な判断基準に基づいた選択をしているかのように見えますが、実際には私の対応は、事前予測が楽観すぎて、後手後手に回った対応であり、最終的に納得できる結果になったのは、運かたまたまだったのではないかと思います。

 

なので、冒頭で述べたように、この記事は決して「正しい弁護士の雇い方」を書いた記事ではありません。しかし、弁護士のつてのない法律のシロートが弁護士を選ぶ難しさやドタバタ感などが少しでも伝わって、同様の問題に巻き込まれた方にとって、少しでも参考になるような記事になっていれば、幸いに思います。

 

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大阪家庭裁判所にほど近い大阪城から。待ち時間の間、よくこの辺りを散歩していた。

 

補足1

この記事は、法律の専門知識がない筆者が記述しており、記事の内容は私自身に起きた事実を中心に記しているので、弁護士を選ぶ基準や、弁護士の報酬体系のルールなどについては正しくないことが書かれている可能性があります。もし、この記事を読まれた専門家の方が、訂正すべき記述を見つけられたならば、遠慮なくご指摘いただけると助かります。

 

補足2

大阪近辺にお住まいの方で、この記事で私が最終的に選択した法律事務所の、具体的な名称が知りたいという方は、メールなどでご連絡いただければお教えいたします。記事本文にあるとおり、若い弁護士が多いという条件を除けば、他人にもお薦めできる事務所ではないかと個人的には思っています。離婚案件の他にも、交通事故などの案件も扱っているようです。

 

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