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羊の夜をビールで洗う

シングルファーザーなプログラマーのワンオペ育児&暮らしのブログ。

ブログとエッセイ

読書

ブログってエッセイとスタイルが似ていますよね。エッセイって、昔は読んでも小説ほどのめり込めないことが多くて苦手だったのですが、最近では年をとって人生経験を重ねたのと、たくさんブログを読んだり書いたりしているせいか、エッセイを前よりも楽しんで読めるようになってきたと思います。

 

本当に文章のうまい人のエッセイというのは、読んでいて面白いというだけでなく、題材の選び方、気づきの感性、言葉の表現など、自分が文章を書く際にも、何かと参考になるところが多いです。自分がこれまで読んだものの中で、「いいなぁ」と思ったエッセイをいくつか挙げてみます。

 

長嶋有 「いろんな気持ちが本当の気持ち」

 

「猛スピードで母は」で芥川賞を受賞された長嶋有さんのエッセイです。私がとても好きな小説家さんなのですが、エッセイでも、弟子をとる妄想を語る「ポンポン板井」を筆頭に、終始抱腹絶倒楽しめる内容になっています。と、同時に「やっぱり文章うめぇなぁ...」と読んでいて落ち込んでしまうほどのプロの筆力を見せつけられます。

 

長嶋さんといえば、「猛スピードは母は」の他にも「サイドカーに犬」「ジャージの二人」など個性的なタイトルが目を惹きますが、そんなタイトルを決めるときの裏話が幾つか載っているのも、プロの作家さんはこういうふうに言葉選びをするのか〜と、興味深かったです。

 

杏 「杏のふむふむ」

 

NHKの連続テレビ小説などにも出られている女優の杏さんのエッセイです。こちらは、題材の選び方が素敵だなぁと思います。昔好きだった先生、飼っている犬のこと、陶芸や山登りにチャレンジした話など、TVで見る分には縁遠い存在である杏さんを、等身大に感じられる話がバランス良く散りばめられていて、好感が持てました。あ、これは雑記ブログのお手本みたいなエッセイだなぁ、とも思ってしまったり(笑)。

 

荒木陽子 「愛情生活」 

 

今読んでいるエッセイです。写真家のアラーキーさんの奥様であった荒木陽子さん(1990年に逝去)による、アラーキーさんとの夫婦生活を綴ったもので、夫婦生活を題材にしたエッセイとしては、雑誌などの本特集などでもたびたび紹介される本です。

 

私もアラーキーさんについては「ヌードの写真を撮る人」位のイメージしかなかったのですが、このエッセイは面白く読んでいます。事前のイメージ通り、性に関してぶっとんだ記述も結構あるのですが、いやらしさはそれほど感じなくて、普通じゃない夫婦の普通の夫婦生活、が淡々と書かれているエッセイだと思います。夫婦で出かけた旅行先やレストランで食べたものの話などもさすがにおしゃれで、手持ちぶさたの時になんとなく手にとる読みもの、としてとてもよくできていると思います。

 

他にも、私が好きでいつもよく読んでいる、島本理生さん、山崎ナオコーラさん、山内マリコさんなどの女性作家の本についても、最近では小説の方だけでなく、エッセイの方も積極的に読んでいます。島本理生さんのように、小説とエッセイでは文体がガラっと印象が変わる人もいるので、新しい発見もあるかと思います。

 

ブログとエッセイは、スタイルが似ているので、ブログを書いていると参考にできるところも多いし、エッセイもブログに関わる前よりも味わって読めるようになっているので、たまにはエッセイを手に取るのもいいですよ。というお話でした。他にもこの人のエッセイが面白い!というものがあれば、是非教えてください〜。

 

おまけ。好きな作家さんのエッセイの話はこちら。

www.smartstyle-blog.net

 

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