羊の夜をビールで洗う

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羊の夜をビールで洗う

シングルファーザーなプログラマーのワンオペ育児&暮らしのブログ。

バンドやグループの結成・解散エピソードには面白い逸話が多い(SMAP解散に寄せて)。

少し前にSMAPの解散が大きな話題となりました。アラフォーの私が小学生の頃から長く活動している国民的アイドルグループの解散であることと、それ以前にメンバー間に確執が生まれる出来事があったことから、さまざまな感想や憶測が飛び交っています。

 

国民的アイドルのSMAPですら解散に至るまで様々なドラマがあったように、いろいろなバンドやグループについて音楽雑誌などの記事を読んでいると、バンドが結成されたり、有名になったり、解散していく中でのエピソードにはなかなか面白い逸話が多いです。私が読んだ話の中で面白いなぁ、と思ったものについていくつか書いてみます。

 

スーパーカーの結成エピソード

くるりやトライセラトップスらのバンドと共に、2000年代前半に新世代バンドの一角として、活躍したロックバンドで、個人的にかなり思い入れのあるバンドです。

 

スーパーカー  「スリーアウトチェンジ」

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後にベースを担当する女の子、ミキが地元青森の楽器店にバンドメンバーの募集をする貼り紙を貼ったのが結成のきっかけと言われています。ここまではよくある話ですが、その貼り紙の募集は「おしゃれな人募集」という言葉に小さなクマの絵が書かれたもので、ミキ自身もその時点では楽器は全くできなかったのだとか。

 

そんなやる気があるのかないのかよく分からないバンドが、大手ソニーミュージックにデモテープを送りつけたのがいきなり採用され、そのままメジャーデビューし、後に多くのフォロワーバンドを生み出すカリスマ的存在にまで成長するのだから、なかなかのアメリカンドリーム的なサクセスストーリーとも言えます。

 

チャットモンチーのデビュー前のエピソード

そんなスーパーカーやミッシェル・ガン・エレファントなどの影響を強く受ける、本格派なガールズバンド、チャットモンチーも地方の徳島出身のバンドですが、メンバーがメジャーデビュー時点の構成になった直後、地元の音楽イベントでの以下のエピソードがなかなか興味深いです。

 

地元の音楽イベントでグランプリを獲得した後、大手レコード会社の審査員に「君達しかマシなバンドがおらんかったけん(グランプリは)君らにしたけど、君らみたいなバンドはごまんとおるから」と言われたため、メンバーは「トロフィー放って帰ったろかと思った」と語っている。(Wikipediaより)

 

こちらは地元にいたころから実力が頭一つ抜けていたことを伺わせる一方で、メンバーの可愛らしい外見とは裏腹ななかなか強気なコメントが意外なエピソードです。メジャーデビューするバンドともなると、プロ注目の高校ピッチャー並みに、ビックマウスであることも大事なのかもしれません。

 

 チャットモンチー  「chatmonchy has come」

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SHISHAMOのデビューのきっかけのエピソード

このブログでたびたび登場する、最近お気に入りのバンド「SHISHAMO」は、デビューのきっかけに思わぬアシスト役が登場します。

 

SHISHAMOはもともと専門学校の軽音楽部のバンドで、当初はコピーを演奏する程度のバンドだったそうですが、軽音楽部の顧問の先生にオリジナル楽曲を作るよう勧められて、才能を発揮しはじめます。

 

その顧問の先生が、SHISHAMOのデモテープを、なじみのトンカツ屋でよくかけてもらっていたところ、そのお店にたまたま居合わせた音楽関係者がピンと来たことが、デビューのきっかけ(!)だそうです。先生とトンカツ屋、どっちもナイスすぎますよね(笑)。それにしても人生、どんなことがきっかけになるか分からないもんです。

 

ちなみに調べてみると、そのトンカツ屋はどうやらこちらのようですね。私もかつて田園都市線住民だったので、もしかしたら中高生の頃の彼女らとすれちがっていたのかもしれないなぁ〜(遠い目)。

 

tabelog.com

 

そんなSHISHAMOは、人気が急上昇し始めた2014年にベースが交代していますが、前のベースの松本彩さんが脱退した理由は、「バンド結成時からもともと20歳になったら辞めると決めていたから」だそうです。ここまで来ているのに、そんな理由で辞めていいのか!とこちらも突っ込みたくなります(これについてはメンバー自身が語っているものの、本当の真偽のほどは分かりませんが...)。

 

SHISHAMO  「デビューアルバム」

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余談:伝説のユニットの解散を存分にネタにした「ドルフィンソングを救え!」

バンドの解散にまつわるエピソードを扱った話と言えば、大のサブカル好きでもある作家の樋口毅宏さんが、小沢健二と小山田圭吾からなる伝説的なユニット、Flipper's Guitarの解散にまつわるエピソードを題材に、「ドルフィンソングを救え!」という小説を刊行されたのも記憶に新しいです。

 

この小説以外でも、ミュージシャンの歌詞などの膨大な引用を小説に散りばめる手法がお家芸の樋口毅宏さんですが、Flipper's Guitarには特に思い入れが強いのか、パーフリのファンが怒り出しそうなくらいのあざとい引用と、勝手な妄想で突っ走る(けどどこか憎めない)小説になっています。

 

  

以上、バンドやグループにまつわるエピソードは、個性溢れる人と人のせめぎ合いであるだけに、何かと人の興味を惹くものなのかなぁと、なんとなく思った次第でした。 自分が特に思い入れのある好きなバンドがいたら、そのエピソードを追っかけてみると、さらにそのバンドを好きになれるきっかけが得られるかもしれませんよ。

 

 

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