羊の夜をビールで洗う

シングルファーザーなプログラマーのワンオペ育児&暮らしのブログ。

家入さん(元)夫婦の半生記をそれぞれ読んで考えた夫婦カンケイ。

レンタルサーバーサービスなどのGMOペパボの前身の会社を創業された家入一真さんと、その元奥様紫原明子さんがそれぞれの半生を綴ったエッセイが、どちらも考えさせられる内容だったので並べて紹介してみます。

 

家入一真 「我が逃走」

 

家入さんが、GMOペパボの前身のpaperboy & co.を創業するまでの話、というよりは、paperboy & co.を上場させた後に携わったカフェ事業やクラウドファウンディング事業、2014年の東京都知事選の話などが中心にまとめられた本です。

 

家入さんが、paperboy & co.の上場後にどんなことをされていたのか、はネットの記事でたまに見かけたので知っているつもりではあったのですが、その内情はすさまじくいいかげんで、それが包み隠されず赤裸々に語られているのがスゴい本です。読んでいて「こんなんうまくいくわけないやろ」「巻き込まれている人(特に秘書の内山さん)かわいそう...」とかツッコミどころ満載なのですが、欲望にまかせて採算度外視で自分のやりたいことに突き進んで、失敗しても反省せずにめげずにまた次の道を選んでいく家入さんの姿に、なぜかたくさんの勇気をもらってしまう本でもあります。

 

紫原明子 「家族無計画」

 

そんな家入さんの元奥様である紫原さんが、家入さんとの結婚生活や離婚後のお仕事やシングルマザーとしての生活について綴ったエッセイをまとめたのがこちらの本です。

 

当時女子高生だった奥様を家入さんがネットでナンパしてそのまま結婚した..という家入さん夫婦のなれそめは結構有名ですが、私はそのイメージでなんとなく奥様は不思議ちゃんでふわっとした方なのかな、と勝手に想像していました。ですが、エッセイでは振り幅の激しすぎる結婚生活の内情が、非常に冷静に理知的な文章で綴られていて、見事に想像を裏切られます。冒頭のエッセイ「学級委員長だった私がノーパンノーブラの主婦になるまで」のタイトルが示すように、女性としてのある部分がとても開けっ広げに書かれているのも印象的です。

 

一見ただの、だらしのないダンナの自分勝手な妄想と自己弁護に、冷静なツッコミを入れる元妻という構図のこの二冊ですが、身一つから一つの会社を上場させ数億単位のお金を手に入れてそれを全て失う、という振り幅の大きすぎる結婚生活を経たからこそのドラマが溢れていて、どちらも読んでいて一気に引き込まれてしまう位の力があります。人生ここまで自由に好きなように生きても何とかなっていくんだ、と勇気をもらえる二冊だと思うので、どちらもオススメです。

 

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