羊の夜をビールで洗う

シングルファーザーなプログラマーのワンオペ育児&暮らしのブログ。

尊敬する経営者

経済紙やビジネス誌などで定期的に採りあげられるビジネスマンへのアンケートのお題に「尊敬する経営者は誰?」という質問があります。そしてアンケートの集計結果の上位には、大概柳井正さんや孫正義さんのような方たちの名前が挙がりますが、この結果を見るたびに僕は毎回「つまらないなぁ」とか「本当に?」とか思ってしまいます。

 

アンケートに答えている人は、普段読んでいる経済の記事やビジネス書でよく名前を見かけたり、メディアに頻繁に露出して個性をアピールしていたり、長者番付の上位に名を連ねている経営者の名前をただ挙げているに過ぎないような気がします。けれども、その名を挙げた殆どの人が、実際にその人の下で働いたことがあるわけでもないのに、どうして尊敬しているなどと言い切れるのでしょうか?

 

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(京都府相楽郡:国立国会図書館関西館)

 

僕はこれまで会社を選ぶときには、
  • 経営者も含めてその会社に在籍するすべての人に魅力を感じるかどうか?
  • その経営者が造りあげた仕組みが優れていると感じるか?
を基準にして会社を選んでいます。なので、この質問にサラリーマンの立場で答えるならば、これまで自分が働いてきた会社の経営者の誰かを挙げるか、その中に尊敬に値する人がいなければ「該当なし」と答えるのが普通ではないかと個人的には思います。
 
僕はこれまでに二回の転職を経て三社を経験していますが、そんな僕が尊敬する経営者を挙げるならば、二番目の会社の経営者を挙げます*1。現在の会社を作る前に二度会社を潰しており、それゆえに会社が長続きするための仕組み、への拘りが強く、結果として現在の会社を関西上位の時価総額と日本屈指の利益率を誇るまでに育て上げていること、などがその理由です。現在の会社を作ったときに「10人に3人くらいが名前を知っている」位の存在感の会社になることを目指していた、などのエピソードや、経団連などの経済団体から一切距離を置いて一匹狼的な立場を貫いている所、などにも個性を感じて魅力的に思います。
 
実は最近、その方が経営の第一線を退くという風の噂を聞き、ふと懐かしむ気持ち半分でこのようなことを考え、書き記してみました。経営者のどこに魅力を感じるか、は人それぞれですし、自分がこの先あと幾つの会社で働くことになるか分かりませんが、外から見ていて「この人は尊敬できる!」とまで思ったら、自分は「まずはその人が作った仕組みの中で働いてみたい!」と思ってしまうのかもしれません。

*1:現在働いている会社の経営者の魅力も捨てがたいのですが。

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